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先週から千葉県野田市で、地元の昆虫愛好家、志賀一朗さんのコレクション展が開かれています。
題して「昆虫採集70年」。
野田でおもにチョウを長年採集観察してきた方の企画展です。
会場は野田市郷土博物館。
キッコーマン(亀甲万)の創設者、茂木一族の旧家を利用した博物館で、
建物自体が文化庁の文化財に指定されています。
この建物も一見の価値あり、で、使われている木材に節が無いんです。しかも柾目。
無節の柾目ばかりを使った建物なんて今作ったら何十億もかかりますよね。
しかも材の年輪がち密なんです。
さて、この志賀さんのコレクションの中にとても貴重な標本がいくつかあります。
ひとつはオオウラギンヒョウモン。
「野田の江戸川の堤防にいつもいた」といわれるくらいの普通種だったようです。
そしてシルビアシジミ。
1953年ころのデータですが、今の私の散歩コースに普通にいたようです。
そしてオオムラサキ。野田では絶滅し、もういません。
標本を残しておくって、大事なことだと実感させられました。