2022年 3月 24日
春を探しに
春探しに出遅れてしまい見逃した花もあったので、東京より春が遅い信州と北関東で早春の花を見ました。
セツブンソウ
白いがく片に黄色の花弁と紫の雄しべが映えて美しい。
日当たりの良い場所では花が終わっていましたが、雪が遅くまで残っていたであろうところはまだ綺麗な花が残っていました。
オキナグサ
この時期にまさかの大雪。オキナグサも雪をのせて寒そうでした。
ミツマタ
まだ蕾が多数なものの群落は黄色が広がるはずが前日の雪で一面真っ白。花は咲き始めが外側にだけ。
ハナネコノメ
私は今回初めて見ましたが、想像よりも小さくてとても可愛い花でした。
ユリワサビ
ハナネコノメの近くではユリワサビやエイザンスミレも見られました。
エイザンスミレ
ハナネコノメを探した沢沿いではミソサザイの囀りが。姿を見つけると巣材のコケをくわえて運んでいました。
ミソサザイ
早春の花を見て、ようやく春に追いついた気分です。
(さき)
-おまけ-
花を見た後に時間があったので鳥を探しに行きました。
時間が遅く種類も数も少なかったのですが、声を頼りに探すとウソの群れに遭遇。
喉と頬が赤いのが雄、全身に灰褐色が広がっているのが雌。
アトリ科のウソは面白い形の嘴をしているなと思いますが、その嘴でズミの実をずっとモグモグと食べ続けていて、雪の上には食べかすが散乱していました。
繁殖期には標高の高い場所にいますが、冬は低山にも下りてくる鳥です。
私はこの冬もウソを探しに度々出かけたものの、全く遭遇できずにいたのでシーズン最後に会えて大感激。
冬のやり残しも消化できました。