2007年 3月 6日
斜面林のコブシ・タムシバ
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
千葉県北総部の台地の斜面林にはコブシ・タムシバといったMagnoliaが散生しています。
この時期タムシバが開花し始めていますが、年々生えている場所が少なくなってきています。
山が削りとられて平地化し、湿地は埋め立てられて造成され、斜面だけが残りました。
その斜面林もいろいろな理由で少なくなりつつあります。
斜面林があることで残った湧水や、在来の動植物たち。
一度手を入れられた土地は外来種の天下となり、しばらくは安定しません。
いえ、もう種子の供給源がほとんどなくなった土地には復元することはないかもしれません。
毎年コブシの開花を見ながら、いつまでこのコブシの花が見られるのかと
気持ちがちょっと暗くなります。
写真はタムシバ。コブシの写真は開花したらご覧に入れたいと思います。