(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
今年も1年生を対象に,学校周辺に植えられている植物の葉長を測定し,その平均値を
調べる実習を実施しました.目的は,各自が測定したデータを使ってヒストグラムを作成し
サンプルサイズとデータの分布型との関係を体感してもらうこと,分布型を考えずに何でも
かんでも平均値を求めるのは危険なこと等を理解してもらうためです.実はこれ,データ処理
の基本中の基本なのですが,頭ではなかなか理解できないものなんです
今年は学校周辺のオオムラサキツツジ,テイカカズラ,サツキの葉長を測ってもらいました.
普段の座学とは違って,楽しそうにデータを取る学生の姿が印象的でした.通行人の方から
見ると,大勢の学生が定規を片手に葉っぱを眺めている光景は奇妙だったかもしれません.
データを測定した後は,パソコン室にこもって個人ごとのデータ,班ごとのデータ,そして
クラス全体のデータをまとめて,平均値と中央値,データの分布などを確認しました.パソコン
に慣れていない学生には少し大変だったかもしれませんが,木船先生の指導のもと,班員が
協力して解析作業を行っていました.
なかなか自分たちが測定したデータを使って授業をする機会は少ないのですが,学生たちの
生き生きした姿を見ていると,回数を増やしてあげれるように考えないといけないなぁと思った
教員(吉)でした.
東京環境工科専門学校