(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
昨年の秋に植えたクンシランの実生苗の紹介です.元々は種を地植えにしていたのですが
途中で根が出かけた状態で鉢植えに変更していました.ただ,ひとつの種は上下が逆さまに
なっていたらしく,土の上から根が出てきたので,慌てて掘り起こし植え直しました.
1枚目の写真にあるように,本来は葉になる部分が地中に埋まっていたので,色も乳白色で
ホワイトアスパラのような感じでした(2010年5月19日).
ところが植え直して数日もたつと白から緑色になり,厚みもぐっと薄くなって,1週間もすれば
きちんとした葉の状態に変化していきました.2枚目の写真が5月23日,3枚目が5月27日の
状態です.さらに1ヶ月後の6月18日には新しい葉も増えて,無事に立派な(?)クンシランの
苗になりました(4枚目).
個人的におもしろいと感じるのは,最初から正しい植え方をしていた苗は葉が1枚しか出て
いないのに,問題があった苗ではすぐに2枚目の葉が展開したことです.やはりクンシランも
中途半端な状態の葉だけでは気持ちが悪かったのでしょうか(笑).おそらくは生理的に何か
不都合があるのだと思いますが,植物の柔軟さには感心させられます. (吉)
東京環境工科専門学校