(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
ゴールデンウィーク中、このような形のサナギを見つけました。
ジャコウアゲハのサナギ。
別名「オキクムシ(お菊虫)」と呼ばれております
別名は、怪談話の「皿屋敷」に出てくる「いちまーい・・・、にまーい・・・」の
お菊さんが後ろ手に縛られている姿に似ていることに由来してるそうです。
何ともゾッとする名前ですが、成虫になると美しい姿に変身!
麝香(じゃこう)のような匂いを発することから、名前がつけられたそうですが、
実際に匂いを嗅いだことが無いので、真偽のほどは分かりません…
このチョウの幼虫はウマノスズクサを食べて育ち、体内に毒成分を蓄えています。
そのため、あまり美味しくないらしく、鳥に襲われにくいです。
自然界には、毒を持つ昆虫にそっくりな形をしている無毒のものもいます。
ジャコウアゲハは「アゲハモドキ」というガに、真似をされているようです。
アゲハモドキは鳥に食べられない工夫をしているのでしょうが、
真似をされているジャコウアゲハは、迷惑かもしれません・・・
自然界を生き抜く知恵ですね。
サナギの形は怪談話のネタになり、成虫の匂いや姿はちょっとした豆知識に
なりそうなこのチョウ、機会があったら是非探してみてください☆ (岩)
東京環境工科専門学校