2020年 4月 24日
増穂実習 生きものクイズ 番外編-その3-
番外編その3は写真問題になります。
よく見かけるサギ類の写真を集めてみましたので、識別してみてください。サギ類の識別には体に対しての嘴・首・足の長さであったり、口角(嘴の基部)や嘴・足の色などで判断できます。また、これからの時期は繁殖羽になりますが、ならない個体もよく見かけるので、ちゃんと認識しなければ間違う可能性もあるため注意してください。
番外編 第15問
一番良く見かけるサギであり、一年を通して観察できます。日本で繁殖するサギ類の中で一番大きいです。
番外編 第16問
脛(足のくの字に曲がっている上側)が赤色に染まり、嘴は黒色であるため、夏羽(婚姻色)なのが分かります。
番外編 第17問
こちらも嘴が黒色になっています。また、こちらは背中に飾り羽が確認出来ます。嘴の長さや口角を確認しましょう。
番外編 第18問
後ろ向きですが、特徴がすぐ分かります。このサギは一年中、嘴が黒色で変化はありません。
番外編 第19問
こちらも夏羽です。虹彩(人間でいう白目の部分)が赤みを帯びています。
番外編 第20問
こちらは冬羽ですので、嘴は黄色になっています。
番外編 第21問
繁殖羽が特徴的な色合いをしてます。このサギの漢字は様々ありますが、どれもこの綺麗な繁殖羽の色から当てられているようです。
番外編 第22問
目先に綺麗な婚姻色が出ています。婚姻色がくっきり出ていれば、すぐに識別が出来ます。
番外編その3ではサギ類をピックアップしました。また、サギは身体が大きいため発見しやすく、日本に広く分布しているため、姿をみてもじっくり観察することが少なかったりします。しかし、サギ類の採餌は種類によりますが、テクニックがあったり、静止した状態から一瞬で獲物を捕らえる姿は眼を見張るものがあります(よく失敗してるのも見ますが)。今度見かけたら識別ついでに観察してみてください。
このサギ達も増穂でよく見かけますよ。それでは次の番外編その4で。