2020年 4月 23日
増穂実習 生きものクイズ 番外編-その2-
こんにちは。本日の関東は天候が良くて洗濯日和ですね。皆さんの地域はどうですか。
補足になりますが、鳥類の鳴き声で「さえずり」は繁殖期に聞く声で、「地鳴き」は一年を通して聞く声(さえずり以外の声を含む)になります。そのため、種類にもよりますが大半の鳥類の「さえずり」を聞くのは春~夏くらいになります。さえずりは今が旬ですので、耳を傾けてみましょう。
それでは番外編その2を始めていきましょう。昨日に引き続き鳥の鳴き声をクイズ形式で出題していきます。
番外編 第8問
見た目からは想像できないほどの声量で鳴きます。繁殖期は林縁や藪などで鳴いている事が多いです。狩猟鳥獣として放鳥された外来種として有名ですね。私の家の近所でも聞こえており、毎日騒いでいます・・・
番外編 第9問
日が暮れてから活発に鳴きだしますが、たまに昼間に鳴くことも。樹洞や巣箱で繁殖するイメージがありますが、猛禽類の古巣や折れた木の隙間などでも繁殖しています。繁殖期は早くて2,3月から始まり5月には幼鳥が巣立ちしてしまいます。増穂でも鳴き声は聞こえていますが、幼鳥はなかなか見つかりません。
番外編 第10問
地味な声ですが、昨日の番外編その1に登場した鳥の地鳴きです。普段はさえずりばかり耳にしますが、この声を知れば今まで気づかなかったところで鳥を発見するかもしれないですね。
番外編 第11問
都会に進出している猛禽類ですね。繁殖には大きな森林面積が必要ですが、東京の23区内でも繁殖しています。この鳴き声は警戒している時に出します。これが聞こえてきたらその場を離れてプレッシャーを与えないようにしましょう。
番外編 第12問
ススキやヨシなどの高茎草地で繁殖するため、河川敷に生息しているイメージが強いですが、山でも繁殖している姿が見られます。夜も鳴き声が聞こえることもあり、1日中鳴き続けるとも言われています。ミンミンゼミなどと一緒でこれを聞くと夏だなと思います。
番外編 第13問
関東では里地里山の水田でよく見かけます。千葉県や茨城県では様々な地域で繁殖をしており、電柱や電線にとまっている姿も時折見かけます。飛翔しながら鳴くことがしばしばあり、この鳴き声で上空を飛んでいることに気付くことも。
番外編 第14問
山林や社寺林で繁殖しています。昆虫類を食べることが多く、コウモリを食べることもあるようです。採餌場では硬くて食べられない甲虫の頭や鞘羽が落ちているので、そういう痕跡を見つけたら夜間にはその周辺で鳴いているかもしれません。増穂でも鳴き声が聞こえるかもしれません。
番外編その2の鳴き声はどうでしたか。今回は猛禽類も含めて特徴的な鳴き声の鳥を集めてみました。どの鳥たちも増穂で聞く機会があるので覚えておいて損は無しです!
それでは次の番外編その3で。