2020年 5月 21日
増穂実習 生きものクイズ 番外編シーズン2 -その4-
今回、夏季では山地や森林に生息する種を出題していきます。増穂実習は少し標高の高い場所なので、出会える可能性がありますよ。
番外編 第29問
近所で見かける種に似ていますが、蝶ネクタイはありません。上面に2本の白線が見えるのが特徴です。
番外編 第30問
鳥類には珍しく垂直に木の幹を逆さに移動出来ます(上から下に)。幹の周りをクルクル動き回るので見つけたと思ってもすぐに裏に隠れてしまうこともあります。さえずりは連続的な音を出すのが特徴的です。
番外編 第31問
この種も近所でみる鳥に似ていますが、こちらも蝶ネクタイはありません。黒い部分が少ないので、頭部の黒さが目立ちます。実習場周辺でも気温が下がるとたまにさえずりしていますが、哀愁を漂うこのさえずりはいつ聞いても寂しい気持ちにしてくれます。
番外編 第32問
青くて美しい種です。和名は体色から来ていますが、似ている和名の種類がいるので注意してください(第33問のように)。標高の高い場所で繁殖するので、増穂実習でさえずりを聞くには登山をしなければなりません。
番外編 第33問
樹木のてっぺんで鳴いていることが多いので発見しやすい鳥類です。日本の三鳴鳥のうちの1種になっています。栃木県には馴染みのある鳥のようです。
番外編 第34問
英名が鳴き声から来ている種です。羽の色がきれいなので、落ちていた羽を欲しがる人が多いです。言葉では説明しづらいですが、独特な飛び方をするので実習中に見てみて下さい。
番外編 第35問
雌雄に形態的特徴が出ている種です。和名は鳴き声から来ているのですが、解釈した昔の方は面白いなと感じます。きれいで写真映えする鳥なので、個体や巣を見つけても信用のおける人以外には伝えないようにしましょう。この種は静岡県に馴染みのある鳥のようです。
番外編 第36問
この穴はこの種の嘴で開けられています。中にいるのが雛で、成鳥が餌をあげに来ています。成鳥は2個体来ていますが、雌雄の識別が可能なので図鑑で調べてみましょう。赤い部分があるか無いかで分かります。
番外編 第37問
高空を飛翔する鳥類です。写真上のように翼が鎌のようになっているのと写真下のように腰が白いのが特徴です。常に飛翔し続けており、飛翔しながら寝るなど繁殖期以外にとまることはほとんどありません。
鳥類は植物や昆虫類ほど種類は多くないのと似ている種でも分かりやすい違いがあります(一部の種類は除きますが)。一種一種違いを覚えていけば日本の鳥類をイメージできるようになるかもしれません。