2020年 4月 15日
増穂実習 生きものクイズ -その1-
TCE学生の皆さん、こんにちは。教員(石)です
暖かい日が多くなり、春爛漫というのがぴったりな季節になりました
そんな中、出かけたい気持ちを我慢している学生も多いと思います
今しばらく頑張りましょう
さて、先日告知しましたが、5月の増穂実習で観察できる生物について、画像を使って種名クイズを出したいと思います
是非、全問正解を目指し挑戦してみてください
第1問
増穂実習場では薄暗い林道沿いなどで見られます
花の形が特徴的で船の錨に似ていることが名前の由来です
第2問
ブラシのような白い花
群生していることが多いです
これだけ咲いていると一人でも賑やかですね
増穂実習場周辺では、氷室神社の石段などでよく観察できるスミレの仲間
スミレの仲間では変わり者で、葉が深裂します
第4問
3枚の大きめの葉の中心に白い花を1つ咲かせます
ニホンジカの影響か、増穂実習場周辺では近年少なくなっている気がします
第5問
美しい花を多数咲かせるので、森の中では一際目をひきます
枝先に3輪生する葉が名前の由来です
第6問
冬鳥なので増穂実習では中々お目にかかれないかもしれません。くちばしが左右に分かれて互い違いになっていることが特徴です
このくちばしはマツの仲間などの種子を食べるのに適しています
この写真を撮った時はヒノキの種子を食べていました
この嘴にちなんだコトワザ知っていますか?
増穂実習の期間を通して、湿ったところで見られます
ですが、繁殖のために鳴いているのは1回目の実習の時だけです
伏流水の中や渓流の岩の隙間などに産卵するので、メスをよぶために鳴いているオスの姿は中々みられません
ちなみに屋久島にはこの種の亜種が生息しています
1年時の「動物分類学」の授業でも紹介しました(覚えているかな?)
実習場周辺の水田に突然現れ、いつの間にか姿を消します
水田に水が張られると2~3日で出現。10日くらいで成体になって、夏の高水温時にはいなくなってしまいます
生息水域の干出を乾燥に強い耐久卵(休眠卵)で乗り越える頑張り屋さん
どうだったでしょうか
種名が全部わかった強者はいたかな
種名については、学校再開後に答え合わせしたいと思います
では、次回「増穂実習 生きものクイズ -その2-」をやる予定ですので、お楽しみに
(石)