(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
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今年は2年生の増穂実習は学校始まって以来初の4月後半スタートとなりました(例年は5月に入ってからです).ただでさえ標高が800mほどもあり,低地に比べて
気温が低い実習地ですが,今年は58年ぶりと言われるほどの寒い4月となりました.
朝は氷点下,昼は20℃という厳しい気候でしたが,日だまりなどでは成虫で越冬
した昆虫が元気に活動を始めました.まずはイタドリハムシ.このハムシは1cmほどの
大きさですが赤い斑紋が大きく目立つ,印象的な種です.昆虫班の採集に付き添って
歩いていると,かなりたくさんの個体が集団で地表付近を歩いているのを見つけました.
周りには特にイタドリなどは見あたらなかったので,おそらくは気温が上がったため越冬
していた場所から出てきたというところでしょうか
続いてはキタテハの秋型です.この個体はかなり翅がすれていて,色もすっかり薄く
なっていました.標高が高いので,もしかしてシータテハか?と思って期待しましたが
後翅の外縁部にある黒い斑点に青い点が乗っているのでキタテハでした.残念.
今週は3組目のクラス(2年B組)が増穂で実習をしているころですが,きっと季節も
すすみ,この「増穂実習だよりシリーズ」で紹介している風景とはまた違った増穂の自然を
満喫していること思います. (吉)
東京環境工科専門学校