2006年 2月 27日
台湾の話(果物編)
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
間が開いてしまいましたが台湾の話(果物編)です。最初の紹介した「レンブ」こんなふうに売っています。英名を wax apple といいます。
次は「釈迦頭」。お釈迦様の頭に見立てて名づけられています。和名はバンレイシ(Annona squamosa)です。バンレイシ科の Annona 属には食用果がいくつかあってトゲバンレイシ(A.muricata)、チェリモヤ(A.cherimola)のほか、バンレイシとチェリモヤを交雑させたアテモヤ(A. atemoya hort.)があります。チェリモヤは世界三大美味のひとつ(あとはドリアンとマンゴスチン)にあげられていますが、それを改良したアテモヤのほうが食味は上です。日本でも栽培され入手できるようになっていますから機会があったらぜひトライしてみてください。
そして「蜜棗」。和名はインドナツメ。日本で植栽されるナツメと同属 (Ziziphus) のクロウメモドキ科の果実です。普通のナツメとは大きさも甘さも桁違いで、同じ仲間とはとても思えません。でも割ってみると種の形は同じ血筋を感じさせます。見た目も食べた感じもすっぱくない青りんご風です。
売り場の札にはこんな意味のことがかかれています「超甘い」「ネット囲い有機栽培」「甘さ保障、信用有り」。中央には今台湾で流行っている「牛乳栽培」であることがうたわれています。消費期限切れの牛乳を水代わりに与えると果物がおいしくなるんだそうです。このほか、無農薬であること(「ネット囲い」によって虫を寄せ付けないため、無農薬で栽培できる)、有機栽培であることが消費者に強くアッピールするようで、大陸とは大違い、といった感じです。(Ku.Ma.)