2022年 7月 12日
初夏にみれたタゴガエル
今更、初夏の話と思いますが、増穂実習でタゴガエルを堪能できたので写真をアップロードします。是非とも閲覧する方はこの写真のタゴガエルを愛でてください。
初夏にたくさんのタゴガエルの鳴き声が聞こえました。そして実習場のとある場所では、珍しく姿を現していました。普通は沢の伏流水などで繁殖するのですが、ここではなぜか池にたくさんいたため、じっくり観察できました。
繁殖期にみられる皮膚がたるみブヨブヨな姿を見れました。別種のナガレタゴガエルに比べるとそんなんでもありませんが、ブヨブヨです。近づくとすぐに泳いで物陰に隠れてしまいました。
運よく抱接個体に出会うことができました。あまり刺激をしないように学生ともども見守り、後を去りました。
2週間後にまた実習で同じ場所を見に行くと、前より個体数は少ないですが、姿を見ることができました。しかし、前回と違い、なんと卵塊がありました!!前々日くらいに大雨があったためか、流れ出てきてしまったようです。
白いタゴガエルの卵塊はとても美しいです。よく見ると発生が進んでおり、オタマジャクシの形をしているのが分かります。タゴガエルのオタマジャクシは、他のカエル類と違い、卵黄(お腹の部分)が大きく餌を必要とせずにカエルの姿へと変態します。
無事にオタマジャクシが上陸できることを願うばかりです。
もしよければタゴガエルの鳴き声も聴いてみてください。
(ぎわ)