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2006年 1月 13日

冬の虫

(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)

晴天に誘われて散歩していると、木々が落葉して見晴らしが良くいろんな生き物が目に付きます。いくつか見てみましょう。まずはイラガの繭。この中にさなぎが潜んでいるわけですが、イラガは幼虫の背中の突起に毒を持ち、手で触れると痛がゆくいやな思いをさせられます。2枚目はヒロヘリアオイラガという南アジア~東南アジアからの外来種の繭(成虫は脱出済み)。この幼虫も毒をもっていて痛いだけでなく時に水泡ができます。昨年はヤマボウシで2回こいつにやられました。在来のイラガの毒より強力と思います。ヒロヘリは一時爆発的に増え、イラガがほとんど見られないような状況でしたが、昨年あたりからかなり復活してきた感じがします。野田で採集したイラガの繭を羽化させると6割から8割くらいの確率で「イラガイツツバセイボウ」という美しい蜂が寄生していて出てきます。
次は土でできた空中楼閣。スズバチが作った巣と思われます。街路樹のハナミズキの地上2.5メートルくらいに浮かんでいました。人間社会では建物の構造が問題になっていますがこの巣は結構丈夫です。
最後はコンクリートのトンネルに集まって冬越ししているウスカワマイマイ(デンデン虫ということで)。コンクリートに含まれる炭酸カルシウムが好みらしくたくさん集まっています。(Ku.Ma.)

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