2023年 3月 7日
ロッカーに生えるキノコ
最近、錦糸町校舎の職員室で不思議な光景がみられるようになりました。
それが、上の写真。
某先生のロッカーに、キノコが生えているのです!!!
その正体は、キノコのマグネット。
といっても、ガチャガチャなどで手に入る作り物ではなく、
野外でとってきた本物のキノコに磁石をつけたもの。
何でも、キノコ好きの卒業生からのプレゼントだとか。
さすが本物、リアルな趣があって、、、ほ、欲しい、、、
うらやましかったので、私も自分でつくってみることにしました。
まずは、材料を調達しよう!
と、思っていた矢先、
話を聞きつけた優しい上司が、家の近所に生えていたキノコを取ってきてくれました。
今回、材料にするのは、こちらのコフキタケ。
別名、コフキサルノコシカケともいう、木材腐朽菌で、
ココアパウダーをまぶしたような色合いが特徴的な硬いキノコです。
街中の公園などでもみることができ、身近なキノコですが、
もしこれが生えている木を見かけたら、内部の材が腐朽しているサインなので要注意です。
樹木医補を目指す学生は、覚えていないといけません。
さて、マグネットづくりのため、
まずは貼り付ける面をノコギリで平らにします。
続いて、彫刻刀を使って、磁石を取り付けるための穴を掘ります
最後に、木工用ボンドで磁石を貼り付けます。
磁石は、たまたま家にあった直径1cmのネオジム磁石を使用しました。
ボンドが乾燥するのを、待つこと一日・・・
せっかくなので、生物標本らしく、種名、学名、採集年月日、産地、採集者名などを記載したラベルを裏につけて・・・
無事、完成!!!
私のロッカーにも、キノコが生えました。
リアルな感じを出したくて、もともと生えていた木(ソメイヨシノ)の樹皮も、取らずに残してみました。
目的を達し満足です。
実際にやってみて、材料さえ入手すれば、意外と簡単にできることがわかりました。
いろいろな種類を集めて、家の冷蔵庫をキノコの楽園にしてやろう、
そんな野望を抱く今日この頃です。
(ふみ)