2009年 6月 27日
ライトトラップ
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
こんばんは。
本日の黒姫、昆虫調査のひとつである「ライトトラップ」を行いました。この調査方法は、光に集まる性質を利用して、主に蛾などを対象に行います。実習地に隣接するコナラ林に白いスクリ-ンを張り、その前に蛍光灯、水銀灯、ブラックライトを置いて光をスクリーンに反射させ、虫を誘います。
ようやく気温が上がり、ライトトラップにやってきた昆虫たちをご紹介しましょう。
まずは調査対象とされる「ガ」の仲間。ガは地味なイメージですが、よく見るときれいなものも多いんですよ。ライトトラップでガの美しさにはまってしまう学生もおります。
黄色が鮮やかなベニヘリゴケガ、黄緑が美しいカギモンアオシャク。
カミキリモドキがたくさん、来てました。体液に毒があって人の皮膚についてしまうと水ぶくれのように腫れてしまいます。今日もやられてしまった学生がいました。痛々しい~。
動物の死体などに集まるヨツボシモンシデムシ、幼虫時代は水中に住み、マゴタロウムシとも呼ばれるヘビトンボ。
その他にも多くのガの仲間、コガネムシの仲間、トビケラの仲間、ジョウカイボンなどなど・・。
ようやく昆虫たちがにぎやかな季節になってきました。
最後に昼間の昆虫調査でみつけたアオジョウカイの食事シーンです。
東京環境工科専門学校 http://www.tce.ac.jp