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フェンスに囲まれたこの物々しい畑では何が作られているのでしょうか。
フェンスは電気柵です。野生動物から作物を守っているんです。
フェンス上部の高さ2メートルくらいの所に電線があるのは、これを飛び越えようとする動物対策ですね。
サル対策です。場所は屋久島ですのでヤクシマザル対策となります。
そしてフェンスはシカ対策。ヤクシカに食べられないようにしています。
さらに1枚目を見てください。
フェンスの中に生垣のように木が植えられていますね。
これは防風林です。
屋久島は台風の通り道。
台風は黒潮に育てられながら、屋久島までは成長し巨大化してやってきます。
風と動物から守られて育つのは屋久トロの名で知られるとろろ芋です。
粘りの強い丸芋タイプです。
そしてサツマイモ。
余談ですが鹿児島では[さつま揚げ]を[つけ揚げ]と言い、[さつま芋]のことは[唐芋]と言います。
(そういえばカンボジアで[カボチャ]って言わないなぁ)。
ちなみにサツマイモもイモゾウムシなどの害虫の発生で栽培が禁止されることもあるんですよ。
島外への持ち出しも制限されたりします。
屋久島は世界遺産の島としての面が喧伝されることが多いですが、
島には1万3千人の人が厳しい自然の中で生活を営んでいます。