2022年 3月 17日
サクラの季節
都内では、いくつかのサクラがすでに見頃を迎えています。
カンヒザクラ(寒緋桜)
台湾、中国南部、東南アジアに分布する野生種です(日本でみるのは植栽されたもの)。
下向きに吊り下がる濃い色の花が特徴的です。
オオシマザクラ(大島桜)
伊豆諸島が原産とされる野生種で、都内でもたまに植えられています。
花の白と若葉の緑、二色のコントラストが素敵です。
本来の開花期はもっと遅い(ソメイヨシノと同じくらいの)はずですが、
こちらの個体は条件がよかったのか、すでに満開でした。
カワヅザクラ(河津桜)
上に挙げた2種の交雑によって生まれた栽培品種です。
花が大きいところはオオシマザクラ、
ソメイヨシノに先駆けて咲くところはカンヒザクラ、
それぞれの性質を受け継いだのでしょう。
花の色をみると、ちょうど、両親の間をとったようにみえ、なんとなく納得がいきます。
早咲きで人目を惹くためか、都内では比較的よくみかけます。
ソメイヨシノ(染井吉野)
おなじみのサクラの代表。
こちらは見頃はもう少し先ですが、もう開花は目前です。
改めて春を感じます。
(ふみ)