(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
3月に入り,ようやく暖かくなってきましたね.気温の上昇とともに学校の
生き物たちの活動も活発化してきました.今日,ご紹介するのはコオイムシの
産卵シーンです.3月15日のお昼頃にコオイムシの飼育ケースを掃除しようと
覗いたところ,なんと,メスがオスの背中に産卵している真っ最中でした
運悪く,教員(吉)はカメラも携帯も持っていなかったため,たまたま学校に
来ていた1年生の丸○君に携帯で撮影してもらいました.厳しい条件下での
撮影のため,あまり画像は良くありませんがご勘弁ください
見ていて興味深かったのは,オスは意外とじっとしていないということです.
結構,バタバタと暴れていたのを,メスがガシッと捕まえて産卵している・・・
そんな産卵シーンでした.
たしかにオスの方から考えれば,交尾だけして,卵は他のオスに背負わせて
しまうことが出来れば一番良いわけですし,じっとしている必要はないといえます.
こういった配偶行動は,適応度や性の対立なども考えると大変奥深いですね.
生態学・昆虫学・行動学などの教科書で良く議論されるテーマを間近でみれて
ラッキーな一日でした (吉)
東京環境工科専門学校