2009年 12月 14日
コオイムシ
(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)
今日,ご紹介するのはコオイムシです.コオイムシはメスがオスの背中に
卵を産みつけ,オスは卵がふ化するまでの間,卵が溺死しないように気を
遣いながら背負ったまま生活します.もちろん,卵を背負っている間,オスは
捕食者に攻撃される危険も増しますが,自分の子孫を残すためには卵を
放棄するわけにはいきません.
今年のエコプロダクツには当校もブースも出展していましたので,展示していた
コオイムシを見せながら来訪者にこの話をすると,「いいわねぇ,コオイムシは.
うちの旦那にも見習わせたいわぁ」と主婦からの絶大な支持を集めていました.
今日アップする写真は普段の飼育水槽の様子と,モノアラガイを捕食する
コオイムシの様子です.コオイムシは前脚で獲物を捕獲すると口吻を刺して
消化しながら吸収してしまいます.見た目はかわいらしいのですが,捕食行動を
見ていると非常にどう猛です.刺されるととても痛いので掃除などをするときは
手で触らないように学生にも注意を促しています.でも,一度くらいは刺されて
みるのもよいかもしれません(笑) (吉)
エコプロダクツ出展の模様は後日お伝えします
東京環境工科専門学校
http://www.tce.ac.jp