2019年 7月 26日
この羽根だれの?
鳥を見た!という記録は、目視で実物を見たり、鳴き声を聞くという事が多いと思います。しかし写真撮影や録音をしない限り、手元に残るデータはありません。そんな中、手元に残りやすい鳥のサンプルとして羽根があります。羽根が落ちているのを見たことがある人は多いと思いますが、その原因としては羽根が生え変わる換羽や猛禽類や哺乳類に襲われるなどがあります。
TOP画像は猛禽類に襲われたのか、羽根が散乱した画像です。下の画像のように数枚見繕って並べてみました。
これは何の鳥の羽根なのでしょうか。
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ぱっと見ても特徴が無さそうに感じますが、特徴がいくつかあります。
まずは、大きさですが、10cm前後になり、小型の鳥類ではないサイズですね。また、羽根の内弁(曲がっている軸の内側、写真だと軸の左側)に淡茶褐色が見られます。
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答えは『ヒヨドリ(初列風切羽)』でした。普通に見られる種類でも意外と羽根の特徴は分からなかったりします。
羽根の写真を3つ下記に載せてあるので誰のものか考えてみましょう。写真の下の方に答えがあります。
①【ヒヨドリより小さい羽、外弁に緑色が見える】
②【ヒヨドリより大きい羽】
③【体毛、大きさはヒヨドリの初列風切羽くらい】
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答えは、①『メジロ(次列風切羽)』、②『キジバト(初列風切羽)』、③『フクロウ(体毛)』
※写真のため、特徴が見えづらくすみません。
メジロ、キジバトのような種類でも羽根は分かりづらいですね。体毛でも特徴がある個体もいるので、羽根を調べてみると面白いかもしれませんね。
(ぎわ)