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2012年 1月 31日

身近な場所で見かけるガ(9)~ウスバフユシャクのバリエーション

(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)

この冬、生まれて初めてフユシャクを真面目に探し始めた教員(吉)ですが、撮影した
写真を見ての種の同定作業では毎回毎回、頭が痛くなります

その理由は、フユシャクに限らずガの仲間には良く似た種がたくさんいる上に、斑紋や
色彩の変異(個体差)が大きく、素人目にはほとんど区別が付かないことです
特に今回紹介するウスバフユシャクは、クロテンフユシャク、ウスモンフユシャク、
フタスジフユシャクなどとの区別点が微妙です。

アップした5枚の写真ですが、すべて同じ場所で同じ日に撮影したものです。
前翅にある黒点は、一見わかりやすい特徴ですが、個体によっては消失したりするらしく
種を同定するポイントとしては使えないとのこと。

現在、教員(吉)が頼っているのは、「この4種のうちフタスジフユシャクは11~12月、
残り3種のうち、前翅の外横線がしっかりしていて「カクッ」と折れずになめらかな
曲線を描くのはウスバフユシャクだけ」デス
(このため、誤同定している可能性も十分あります)

ちなみに、木に止まっている個体以外は公園のトイレの壁やタイルに付いていました。
トイレの中で一眼レフを持って、フラッシュをたいて撮影している姿は・・・
皆さんのご想像にお任せします                     (吉)

東京環境工科専門学校
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