オープンキャンパス
オープンキャンパス お申し込みはこちら

2018年 2月 7日

蛹では無理だけど・・・

いつの間にか関東に広く定着し、特定外来生物に指定されるまでに
勢力を広げたアカボシゴマダラ。
※道路沿いのエノキ実生にたくさん着いているので観察は簡単ですが、
特定外来生物に指定されたので取り扱いには注意が必要です。

さて、1月上旬の寒空のなか、道路沿いのエノキの株で、まだ緑色の蛹を
発見しました。

01エノキ
右手に緑色の物体が見えます。葉が落ちた株の中でひときわ目立ちます。
(2018年1月13日)

02大雪前
手前の蛹はすでに変色しており死んでいると思われますが、奥の蛹は
まだ緑色で生きているかもしれません(2018年1月13日)。

アカボシゴマダラの越冬態は幼虫なので、蛹で冬を越すことはない
はずですが、暖かい冬の東京ならもしかして・・・と思い、観察を
続けることにしました。

ところが、この冬の東京は数年ぶりの寒さで2週続けて大雪となりました。
大雪の後には、奥の蛹は枝から落ち、見つけることが出来ませんでした。

03大雪後
残った蛹も茶色く変色している部分が広がって、完全に死んだようです。
(2018年1月28日)

それでは本来の越冬態の幼虫はどうでしょうか。すぐ隣のエノキの株元を
探してみると・・・いました、いました。

04越冬幼虫
越冬中のアカボシ幼虫。こんなに寒い年でもしっかりと生きています。
(2018年2月4日)

朝鮮半島にまで分布している大陸産のアカボシゴマダラにとって、東京の
寒さは問題ではないようです(でも、蛹での越冬は無理なようなので、
少し安心しました)。        (吉)