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2021年 10月 21日

秋の谷戸_花と実とトンボ、それと植物ウイルス

清々しく晴れた日、近所の谷戸に秋を探しに行きました。

ゴンズイに巻き付くアオツヅラフジと

クサギの実
どちらも、赤と青のコントラストが素晴らしい

コルク質の翼が特徴的なニシキギ

日陰好きなキバナアキギリ

そして、秋と言えば赤とんぼ(アカネ属のトンボたち)

ナツアカネ

コノシメトンボ

アキアカネ
とくにアキアカネは各地で減少しているようで、今年も普通に見ることができてほっとしました

秋の深まりを感じながら歩いていると、

農道にヒヨドリバナが咲いていたのですが、目についたのは花ではなく葉のほう。
葉脈が黄色く、斑が入っているようにみえます
調べてみると、葉の黄化はウイルス感染のためであり、ジェミニウイルスの一種による植物ウイルス病とのこと(井上・尾崎,1980)。
そして、井上(1983)では、本症状は万葉集に歌われており(孝謙天皇作)、世界最古の植物ウイルスの記録であるとしています。

植物も長い間様々なウイルスと戦ってきたのですね。

(石)

引用文献
・井上忠男・ 尾崎武司(1980)植物ウイルス病に関するもっとも古い記録とみられる万葉集の歌について.日本植物病理学会報 46:49-50
・井上忠男(1983)最も古くて最も新しい植物ウイルス.化学と生物 20:114-115