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2022年 10月 15日

人気物件 ツマグロマンション

道路沿いのビルの白い壁に、10月に入ってからクリーム色~黒い色の物体がぶら下がるようになりました。最初は1つ2つだったのですが、日を追うごとに数が増えて、10日後にはこんなにたくさんになりました。

白い壁にぶら下がる物体たち

近づいてみると、右側に集まっているのは、突起物があり、金色に光るスポットも見えます。実はこれ、ツマグロヒョウモンというチョウの蛹(さなぎ)です

ツマグロヒョウモンの蛹たち。頭を下にして、腹端で壁にぶら下がっています。とげのある方が背中側です

ツマグロヒョウモンは秋遅くまで成虫を見ることが出来ます。冬越しは幼虫で行うため、この蛹たちは一刻も早くチョウになって、交尾をして、子孫を残す必要があります。

この場所は、南向きで日当たりも良いうえに、少し奥まっているので雨風を避けるのに都合が良い場所です。しかも、人通りの多い場所で、天敵のカラスなどに襲われる心配もありません。マンションに例えれば優良物件といったところでしょうか。

少し左側に目を向けると、黒いフックのようなものも見つかります。これは「前蛹(ぜんよう)」と言って、幼虫から蛹なる途中段階の状態です。あと1~2日で蛹になると思います。さしずめ、ツマグロマンションに入居準備中というところでしょうか。

ツマグロヒョウモンの前蛹。蛹と同じで頭が下です。右側を向いているので左が背中です。

さらにこの壁の下の方に視線を向けると、大きな幼虫がこれから壁を登ろうとしていました。写真ではわかりにくいですが、壁の前のスペースには食草のスミレ類もたくさん生えています。マンションの前に大型スーパーがあるような感じですね。ちなみに、この建物はスーパーのアコレです(笑)

入居待ち(?)の終齢幼虫。右側には食べ尽くされたスミレ類の葉が確認できます

これらの写真を撮った数日後です。蛹のあった場所にチョウがとまっていました。まだ翅が伸びきったばかりで、ぴったりと閉じています。見るからに新鮮で羽化直後と思います。

羽化直後のツマグロヒョウモン

この個体もあと数時間もすれば元気に飛び立つことでしょう。新しい環境に引っ越ししても元気に暮らしてくれることを願うばかりです。       (吉)

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