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2005年 12月 28日

西表な植物

(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)

前回の造形物は、U葉先生のコメントにあったとおりアカショウビン(リュウキュウアカショウビン)のようです。「くちばしが腫れた」のか「頭部が大きい」のか? どうも翼の形とバランスが良くないんですね。ワシみたいですから。私は「まぢ」でリュウキュウハシブトガラスの存在を考えてしまいました。 

さて今年最後は西表な植物数種です。最初はカトレアのような花を咲かせるナリヤラン。乾燥した草地のランです。次がコウトウシラン(時期はずれの咲き残り)。どちらも日本では石垣・西表(コウトウシランは与那国にも)に生育する熱帯の野生ランです。花が美しいので乱獲され個体数が減っていますが、栽培はきわめて困難です。やはり原産地にあってこそですね。
次は、水田にあったシロバナアサザ。本州以南に局地的に分布する絶滅危惧Ⅱ類です。
そして朝顔のような花をつけたクウシンサイ(エンサイ・ヨウサイ)。熱帯アジア原産の野菜で見た目のとおりヒルガオ科。今では霞ヶ浦などでも栽培され東京のスーパーでも売っています。私は千葉の畑で栽培したこともあり、夏の高温期には良く育ちます。東南アジアではごく普通に炒め物やスープに使われるきわめてメジャーな蔬菜です。タイでは汚れた水路にびっしりとはびこっているのを見ましたが、西表でも実に生き生きと育っています。ちなみにクウシンサイの下に生えているのはナンゴクデンジソウ。シダの仲間です。
最後は水田で繁殖したボタンウキクサ。ホームセンターなどで売られたものが捨てられ、新たな外来種問題となっています。これらも原産地にあってこそですね。
私の年内の更新は今日まで。来年は4日か5日から再開予定です。
皆さん良いお年をお迎えください。(Ku.Ma.)

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