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2020年 5月 8日

増穂実習生きものクイズ シーズン2 -その2-

こんにちは、教員(石)です。

昨日から始めた「増穂実習生きものクイズ シーズン2」の続きです
今日は哺乳類5種、それから唐突に甲殻類が4種出てきます
段々と難しい種類も出てきますが挑戦してみてください

第9問
IMGP-S2-009
哺乳類班が必ず調査に行く動物
夕暮れ時に出巣するので、その時が観察しやすいです
写真のように、たまに昼間にも顔を出します(学生が騒がしいから外の様子を覗くのか?)
薄暗い林内を滑空する姿と、外見からは想像できない声にドキッとします

第10問
IMGP-S2-010
主に夜行性で、耳が良く警戒心も強いので姿を見ることが出来たら運が良いです
直径1cmちょっとくらいのほぼ球形の糞をします

第11問
IMGP-S2-011
この動物も警戒心が強いです。木登りが上手で、樹木の実などもよく食べます
写真はぬた場に現れた夏毛の個体(自動撮影装置にて撮影)

第12問
IMGP-S2-012
この動物を確認できるのは主に水生生物班です
渓流域の調査時、ごく稀に見ることがあるのと、魚類捕獲用の定置網に入ってしまった時に観察できます
写真の個体も定置網に入ってしまったので、少し観察してすぐ逃がしました

第13問
IMGP-S2-013
巣の写真です
ススキやヨシのはえた草地や河原、休耕田などに生息しているので、山あいの実習地周辺には少ないです
良好な草地の指標生物になっているので、秋~冬に使い終わった巣のカウント調査などもありますね

第14問
IMGP-S2-014①

IMGP-S2-014②
実習場周辺の水域で普通に確認できる純淡水性のカニ
食用にされます。たまに料理屋で食べます
稚ガニを抱えた親ガニは大変そうですね

第15問
IMGP-S2-015①

IMGP-S2-015②
増穂実習では年に1、2回採れるかどうかで、確認できない年もあります
産卵時に川をくだり、河口で産卵する降下回遊の甲殻類
ちなみに調査地から富士川河口までは65kmくらいあります

第16問
IMGP-S2-016
子どもの時、川遊びでよく採れたエビ
陸封型と両側回遊型がいるのが分かっていましたが、昨年、更に隠蔽種がいたことが分かり新種記載されました

第17問
IMGP-S2-017
このエビも陸封型と両側回遊型が存在します。
食用にもされ、釣りで狙う人もいます。
私も子どもの時に一生懸命釣った覚えがあります。けっこう難しかった…
養殖用に海外に持ち出された個体が逃げ出し、現地で定着して分布を広げているという話も

さて、「-その2-」はここまでです。

次回は週明けになりますが、5/1に教員(みず)が告知した通り、
この「増穂実習生きものクイズ」は課題にしたいと思います

提出方法については追ってメーリングリストにてお知らせします

それでは、また

(石)

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