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校長メッセージ

自然を深く知り、新たな社会を創造する、優れたフィードワーカーへ 校長 幸丸 政明

充実した作業体験を通じて、
この時代が求める優れたフィールドワーカー/ナチュラリストへ

2010年、生物多様性条約第10 回締約国会議(COP10)が名古屋で開催され、人間生存の基盤である生物多様性の危機とその保全の意義が大きくクローズアップされましたが、その事実を科学的に認識し、それを如何に回避できるかを考え、行動に移すことができる力をもつ人間の多寡によって、その社会の未来が決まるといっても過言ではありません。 「東京環境工科専門学校」は、そのような人材を養成し社会に送り出すことを使命としてとらえ、深い知識と豊富な経験を持つ講師陣による実学実践的なカリキュラムによる教育を行っています。
本校では、自然を深く知るために不可欠な生物の分類同定と野外調査に関する知識・技術を、講義-演習-実習という段階を踏んで徹底的に身につけることを目指しています。特に延べ60日に及ぶ自然豊かな黒姫、増穂、屋久島における実習は本校の最大の魅力で、そこでは野外活動と調査を体験しながら自然と向き合う力を養い、最終的には一人ひとりが自分のテーマを設定して行動し、報告書の作成からプレゼンテーションまでの課程を実践しています。発見と感動に満ち溢れている一方、厳しく過酷な面も少なくない自然の中での充実した作業体験を通じて優れたフィールドワーカーが育つのです。
また2013年度より墨田区錦糸町の新校舎において新たな一歩を踏み出しました。ここでは、これまでも密接な関係にあった(一財)自然環境研究センターと文字どおり一体化することになり、調査・研究の第一線の緊張感が漂う雰囲気の中で、生物多様性保全に向けた教育・学習と調査・研究のコラボレーションが実現しました。
2014年度からは「高度自然環境管理学科(4年制)」を設置し、自然環境行政や環境調査、獣害対策、そして国際協力・環境ビジネスという時代の要請の高い分野で、より高度かつ実践的な、いわば即戦力となり得るような人材の育成を目指します。併せて2015年度から従来の2年制の学科を一つに統合し「自然環境保全学科(2年制)」と「高度自然環境管理学科(4年制) とし、より体系的なカリキュラムの実現を図ります。

幸丸 政明

岩手県立大学名誉教授(前副学長、総合政策学部長)
環境庁(1973〜1998)では、自然環境保全基礎調査、公園計画、野生生物保護、環境教育、ODA等の業務に従事したほか、レンジャーとして霧島屋久国立公園(屋久島)、釧路湿原国立公園、十和田八幡平国立公園等において、国立公園の管理、湿原生態系の保全管理、希少野生動物の保護増殖等に従事した。

主な著書

『地球規模の環境問題〈Ⅱ〉』中央法規
『環境法辞典』有斐閣
『日本の地誌 総論(自然環境)』朝倉書店
『生態学からみた自然保護地域とその多様性保全』講談社
『エコツーリズムを学ぶ人のために』世界思想社他
訳書:J・ベンソール『エコロジー(上・下)』(共)
J&A・エディントン『生態学と環境計画』 他