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2008年 10月 28日

新潟県胎内市で不明のトキ目撃情報(新潟日報より)

(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)

9月25日に新潟県佐渡市で試験放鳥されたトキ10羽のうち2羽が行方が分かっていませんでした。

そのうちの1羽と思われる個体が、何と佐渡海峡を飛び越えて新潟本土胎内市で目撃されました。

胎内市は佐渡島の東、佐渡海峡を越えること約60キロの場所です。

放鳥直後にずいぶん飛んだものですね。

掲載した写真はK先生による放鳥直後の写真です。

以下の記事は新潟日報の本日付web版から転載しました。

以下引用

 環境省は28日、トキと思われる鳥を27日に胎内市で目撃したとの情報が地域住民から寄せられたことを明らかにした。羽の色の特徴などから9月25日に佐渡市で試験放鳥されたトキ10羽のうち、所在が確認されていない2羽の1羽で識別番号10番(雄)の可能性がある。同省と県は現地調査を行う一方、目撃情報の提供を呼び掛けている。

 同省によると胎内市内に勤務する住民が27日午前8時すぎ、同市富岡で車を運転中、道路脇の水たまりから鳥が飛び立つのを目撃し、県に通報した。羽の色がサギの白やグレーではなく淡いピンク色で、羽の内側に緑色の着色があった。

 放鳥されたトキ10羽には識別のため足輪がはめられ、羽に着色が行われている。所在が確認されていない2羽はともに緑色の着色があるが、羽の内側は3番が青、10番は緑色が付けられている。

 放鳥された佐渡市東部から胎内市までは直線距離で約60キロ。環境省は「数十年飛んでいない種なのでしばらく佐渡にいると思っていたが、飛翔能力を考えれば海を越える可能性はある」としている。

 一方、同省は28日、放鳥から1カ月が経過したトキの状況を発表。放鳥した10羽のうち目視などで確認された8羽で採餌や力強い飛翔が観察され、うち4羽は行動範囲が落ち着く傾向があるとして「自然環境への順化が進みつつある」との見解を示した。今後もデータ収集を続け、12月に専門家会合でデータを検証し越冬対策を議論する。

 同省によると24日までに、衛星利用測位システム(GPS)機能付きの発信機による追跡データや市民からの目撃情報を合わせ計430件の観察情報が集まった。
新潟日報2008年10月28日
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