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2011年 1月 13日

ヒモワタカイガラムシ

(※この記事は旧ブログのものです。表示崩れ等ありますがご了承下さい。)

去年の5月に,学校の庭木に奇妙な白いものが付いているのを見つけました.
なんと表現すれば良いのでしょうか,子供の頃によく遊んだ「練り消しゴム」で
作った輪っかのような感じです.実はこれ,昆虫の1種でして,たぶんヒモワタ
カイガラムシだと思います.ただ,昆虫といってもご覧の通りの形状ですので,
「どこの部分が虫なんじゃい!」と言われるかもしれません.1枚目の写真では
白いリングの左上にカイガラムシの本体が見えます.ひものように見える部分は
卵嚢といって,中に卵が入っているそうです.

2枚目は年が明けて1月に撮影したものです.すっかりとしぼんでしまって,
中には何も入っていないように見えます.ちょっと調べたところ,卵は6月頃に
孵化して,幼虫は葉に寄生し,冬前になって植物が落葉する前に枝の方に移動
するとのことです.それで翌春にまた写真のような卵嚢を産み付けるのですね

カイガラムシ類は有名な農業害虫ですので,農家さんにとっては厄介者ですが,
教員(吉)にとっては,普段はあまり気にもかけないよう存在です.冬になると
ブログネタを探すのに苦労しますが,逆にこんな勉強が出来る良い機会なのかも
しれません.            (吉)

東京環境工科専門学校
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